浜松といえば、うなぎと言われますが、どうして浜松のうなぎが有名になったのでしょうか。
その1つ理由としては、土地柄があると考えられています。それは、浜名湖周辺が温暖な気候で、養殖に適したミネラル豊富な地下水に恵まれていることです。
そして、ウナギの幼魚が豊富に採れしかも、紡績業が盛んでウナギの餌となるカイコが大量に入手できたことや
餌となる小魚が豊富に取れるなどといったウナギの養殖に恵まれた環境があったからです。
さらに、東京や大阪といった大量消費地の中間地点であることも重要な要素です。
ただ、かつては全国生産の4分の3を占めていた静岡県産ウナギは1982年に生産量第一位の地位を失い、
さらに、安い輸入品増加の影響で、浜名湖の養殖ウナギは、減産傾向にあります。
そうは言っても食の安全などの観点からも現在でも根強い人気を誇っています。
昨今は、うなぎの価格が急騰しておりますが、再びウナギがある程度手ごろに食べられるようになることを祈ってやみません。